OOKABE GLASS・天晴データネット・福井工業大学による共同研究を開始(2025年5月30日)|OOKABE GLASS株式会社

OOKABE GLASS・天晴データネット・福井工業大学による共同研究を開始(2025年5月30日)

2025.06.11

当社はこのたび、株式会社天晴データネットおよび福井工業大学  経済情報学部の阿部准教授とともに、AIを活用し室内の最適温度を実現するエアコン制御システムの開発に向けた共同研究を開始しました。

日本の住宅は気密性が低く、冷暖房効率の悪さが長年の課題となっています。また、適切な窓断熱製品選びが難しく、非効率なリフォームも散見されます。そこで当社は、窓断熱性能の向上とAIによる空調制御システムを組み合わせることで、熱中症やヒートショックの予防、省エネと快適性の両立を図る新たな研究に着手しました。

本研究では、天晴データネット社が開発・提供するIoTプラットフォーム「iBMS(※1)」を用いて、室内の温度管理の最適化を目指します。この技術により、室内の温湿度をリアルタイムで計測し、無駄のないエネルギー運用が可能になります。

さらに、福井工業大学の阿部准教授と研究室の学生たちも本研究に参画。計測データを基に仮想環境で温度変化シミュレーションを行い、AIによる最適な空調制御モデルの構築に取り組みます。

実証実験は、当社が所有するスマート民泊施設「Zen Stay 春山」にて実施。当社が開発した窓断熱製品「ファブリック気密システム“マドウェア”(※2)」により気流を遮断し、室内の温度変化を最小限に抑えます。

本研究は2025年6月に開始し、2026年3月のサービス提供開始を目標としています。産学連携による今回の取り組みを起点に、快適性と省エネを両立した新たな暮らしのスタンダードを実現してまいります。

※1:IoTプラットフォーム「iBMS」
https://www.tenseidatanet.co.jp/jigyo/index.php

※2:ファブリック気密システム“マドウェア”
https://www.order-glass.com/shop/madowear/

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