カーボンニュートラルの実現に向けた『太陽光発電ガラス』などのセミナーを開催(2025年2月18日)|OOKABE GLASS株式会社

カーボンニュートラルの実現に向けた『太陽光発電ガラス』などのセミナーを開催(2025年2月18日)

2025.03.06

2025年2月18日、福井県板硝子商協同組合(理事長:OOKABE GLASS株式会社代表取締役 大壁勝洋)は、AGC株式会社 新市場開拓部の池田直輝様をオンラインで講師としてお迎えし、最先端ガラス製品の解説セミナーを開催しました。今回のセミナーは、当組合員および福井県内でまちづくりに携わる方々を対象に、最先端の建材製品を学ぶことで福井県のインバウンド需要に対応するまちづくりに寄与することを目的としています。

<最先端ガラス製品の解説セミナーの内容>
・AGC株式会社 ガラス事業の紹介
・建材一体型太陽光発電ガラス「サンジュール®」の紹介および事例
・ディスプレイ一体型ミラー「ミラリア®」の紹介および事例。
・質疑応答


前半は、カーボンニュートラルの実現に貢献する建材一体型太陽光発電ガラス「サンジュール®」をご紹介いただきました。

「サンジュール®」は、2枚のガラスに発電セルを挟み込んだ太陽光発電ガラスで、採光性を確保しつつ開放的な空間を演出する自由設計の高い製品です。この製品の実証事例として、横浜市庁舎アトリウム2階南側の窓面に取り付けられ、発電状況が検証されています。このような行政と連携した取り組みを通じて、今後社会実装に向けた技術開発の進展と、民間事業者や住宅への普及が期待されています。

後半は、ディスプレイ一体型ミラー「ミラリア®」をご紹介いただきました。

「ミラリア®」は、従来のミラー型ディスプレイでは実現できなかった新たな映像体験を提供する最先端のミラー製品です。鏡の美しさを保ちながら、明るく鮮明な映像を表現し、カメラやセンサーと組み合わせることで、店舗や商業施設において集客や販促、消費者体験の向上を実現します。

具体的な活用例として、エントランスやエレベーターでは施設案内や緊急時情報の表示に加え、広告表示も可能です。また、アパレルショップでは試着室や売り場のミラーを利用してバーチャル試着やコーディネート提案の体験が受けられます。このように、「ミラリア®」は今後も公共トイレや駅のコンコースなどに活用できる次世代型ミラーとしてご紹介いただきました。

セミナー終了後の質疑応答では、参加者から専門的な意見や鋭い視点での質問が寄せられ、講師や参加者同士の間に双方向的なコミュニケーションが生まれていました。

<参加者の声>
・太陽光発電ガラスの事例を参考に、このような実証事例が福井県内にも広がることで、持続可能なエネルギーの普及が促進されるといいと思った。
・最先端の太陽光発電ガラスについて理解を深めることができ、当組合のメンバー同士での情報交換や意見交換が活発になることを期待している。
・近未来のデジタル技術を駆使したミラリアは、消費者体験を大幅に向上させる可能性があると感じた。このような革新的な取り組みが進むことで、消費者にとっても魅力的な選択肢が増えるといい。


今回実施された最先端ガラス製品の解説セミナーを通じて、福井県の活性化に寄与できる製品を深く知っていただく貴重な機会となりました。今後も新たな学びを提供できる機会を創出し、さらなる成長を目指してまいります。

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