ヒストリー|OOKABE GLASS株式会社

COMPANY 企業情報
ヒストリー
沿革

2003 年  8 月

福井県坂井市丸岡町に大壁商事株式会社を設立

2003 年  11 月

大阪府堺市に大阪事業所を設立

2004 年  10 月

ISO9001 : 2000 の認証を取得

2005 年  11 月

個人向けのガラス板の販売サイト オーダーガラス板.COM を制作、運営を開始

2006 年  5 月

福井県福井市米松に本社・コンタクトセンター・配送センターを移転・集約

2018 年  6 月

OOKABE Creations株式会社を設立

2019 年  1 月

CLASS1 ARCHITECT を創刊

2019 年  12 月

OOKABE GLASS 株式会社に社名を変更

2019 年  12 月

CLASS1 ARCHITECT PORTAL を公開

2022 年  6 月

WPAA(世界ペーパーアーキテクト大賞)開催

2022 年   7 月

株式会社FPECを設立

2023 年   6 月

OOKABE GLASS株式会社が株式会社東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場

OOKABE STORY
【EPISODE 1】
創業。 圧倒する技術と知識と
行動力のある、ガラス修理の代理店。

戦後、リヤカーを引いてガラスが割れた家を回って修理をしていた祖父、60名もの従業員を率いた父。2003年、当社代表の大壁勝洋は、父の下でガラスの施工を一手に引き受けていた。その頃、大手ガラスメーカーが24時間対応のガラス修理を全国で手掛けるというニュースがきっかけとなり、家業を離れ独立し代理店契約を結んだ。といっても福井での需要は少ない。だから単身大阪に乗り込み、車一台でビジネスを開始した。今までになかったサービスはあっという間に浸透し、車で仮眠するだけの猛烈な働きを見せた。そもそもが同じ仕事をしていたから、技術力もサービス力も他を圧倒していた。それはまるで祖父の仕事を現代に蘇らせて実践しているかのような時間だった。

【EPISODE 2】
本当に困っている人のために
コールセンターを開設。

ただ、この時間を長く続けてはいけないということもわかっていた。本当に困っている人に届いているのだろうか、という疑問があったのだ。ガラス修理の現場は千差万別。種類も状況も環境も違う。それを的確に理解できるコールセンターが必要だと考え、コールセンター開設を申し出る。親戚の会社の一角を借り5人でスタートした事業は、問い合わせに的確に対応することで本部のコールセンターより売り上げが上がることになる。それは結果的にこのビジネスとの決別につながることを理解していた。そして、1年で契約は終了となる。

【EPISODE 3】
問題解決を時代に沿うやり方で。
オンラインストア開設。

需要があるのは知った。ノウハウも持っている。あとは時代に沿うやり方を実施するだけ。今でこそ当たり前だが、2005年当時はまさにオンライン成長期。より正確に顧客の悩みを解決するために開設した「ガラス修理屋.com」。これがビジネスシードにもなった。寄せられる言葉に対応していこうと、次々に問題解決のサイトを開設していく。オンラインはスピード勝負。改善するアイデアはすぐに浮かぶ。作り続けること10年間、その数は24まで膨れ上がった。ただ、この数字はあくまでも数字であり、作ることが目的ではない。顧客の問題解決のための手段として時代に沿うように行動してきた結果なのだ。今必要とされているものは何か、目の前で困っている人がいた、目の前で困りごとを解決してきた、そして目の前で喜んでくれる人がいた。その経験があるからいつも最善を尽くしてきた。

【EPISODE 4】
建材の魅力を伝える、より信頼を
つける、オウンドメディア開設。

しかし、世界が変わらない限りいずれピークは来る。そのためにももう一つのビジネスの柱をつくる必要があった。それはオウンドメディアだった。オウンドメディアは国内のメーカーと直接やり取りができるメリットもある。何よりも売上の10%を広告宣伝費に使っていたので、その資金を使ってのビジネスは、経費削減も含め結果自分たちの糧になる。まずはじめに、オンラインの特徴として需要の高い比較コンテンツを軸としたメディア「建材ダイジェスト」を立ち上げる。テレビでも紹介され、安定したウェブメディアとして確立していった。その際感じたことは、比較コンテンツに〝重さ〞がない、ということ。重さ、つまり信頼度である。実際に使った人たちの言葉ほど強いものはない。その人が著名であればあるほどその強さに重みが加わる。ならば建築家に直接取材をして紹介するメディアを作ってみては。かくして次なるオウンドメディア「CLASS1 ARCHITECT」は誕生した。建築家をリレー方式で紹介してもらい、全国の建築物で使用された全国の建材を紹介していくことで、メーカー、建築家とのパイプは出来上がっていく。ただ、これほどまでに多くの建材メーカーがあるのと同時に、それが認知されていないことも知った。

【EPISODE 5】
防犯ガラスを提案し
感動していただけた、原風景。

大壁には、ビジネスを生み出すきっかけとなった原風景がある。大阪で一人、ガラス修理に飛び回っていた頃の話だ。泥棒に入られた家にガラス修理に出かけたとき、防犯ガラスを提案したことがあった。「そんないいものがあるなんて!」と喜んでいただき、家のガラスをすべて防犯ガラスに交換したいと、顧客から言われたことがあった。「いいものがあるのに何故広まらないのだろう」。この問いが魂に響く。〝知らない〞を〝知る〞に変え、笑顔と感動に変える。これまで創造し続けているビジネスはすべてこの一点に集約されている。

【EPISODE 6】
建築のアップデートで目指す
カーボンニュートラル。

社会の課題となっている環境問題。Co2の排出量を削減するために建築の影響は大きい。機能性の高い・環境負荷の低い建材をどれだけ広めることができるか、建材の廃棄ロスをいかに無くすか、廃棄が出ない商品をいかに創るか。既に取り組んでいるが知られていないメーカーもある。オウンドメディアやオンラインストアを通して伝えることは当社の強み。やるべきことは、建材を伝え広めていくことで建築のアップデートを目指すという業界全体にまで広まると同時に、カーボンニュートラルを実現し環境問題を解決していくという地球規模にまで広がっていく。

【EPISODE 7】
DXを人がどう使うか、
そのための人材育成や地域貢献へ。

DXという言葉が一般的になる前から当社はDXを進めてきた。その結果、DXを有効的に使うためには人が大切であると気付く。今では、人という新しい課題に向かい、人材育成や地域貢献に歩みを進めている。未来の建築家を育み、越前和紙を世界に広め、環境に配慮したデザインを考えるコンテスト「WPAA(世界ペーパーアーキテクト大賞)」。建材の知識やカーボンニュートラル、SDGsについて学ぶアプリ「GPanda」。経営者、事業者が所属する団体・協会・組合内のシナジーを起こすマッチングアプリ「LinkDX」。自社や建築業界、学生、経営者の団体などいろんな所で人材を育成・マッチングし、シナジーが溢れる社会を築いていくことをパーパスに掲げる。

【EPISODE 8】
大きなシナジーを起こすため、
ECサイトプロデュース会社の起業と
株式上場へ舵を切る。

ガラス・鏡という商材はニッチ分野であり、世の中にはまだまだ多くのニッチ分野企業が存在する。「そこには私たちと同じように成長の余地が残されているのではないか?OOKABE GLASSとOOKABE Creationsで築き上げてきたノウハウを役立てることができるのではないか?」そんな考えから、ニッチ分野企業のECサイトやウェブサイトのプロデュースに取り組むFPECを起業する。EC運営部門・ECサイト開発部門・ECサイトプロデュース部門、この3つが揃うことで力を最大限発揮できる土壌が整い、2023年6月にOOKABE GLASS株式会社は株式会社東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場を果たす。ここからさらに大きなシナジーが起きる社会づくりを目指していく。

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